2010年 03月 15日

もう一つの高尾山


高尾山ケーブル駅からは、中央自動車道と圏央道とを結ぶ八王子ジャンクションが良く見える。
ほんとに山をくりぬいて道路を作っている。(トンネルですね)
このジャンクションから、更に南に向かって、さがみ縦貫道という高速道路も建設中だ。
これは、高尾山をくりぬいて海老名・湘南方面にまで伸ばす計画だ。いま、この建設にも是非が問われている。

高尾山にトンネルを掘ることによって、水系への懸念があるそうだ。高尾山は小さな山だが、水が湧き出している。
まさに緑のダムだ。これがトンネルによって水系にどんな影響を及ぼすかわからないらしい。
というより問題ないと工事側(国)が言うらしい。が、何もインパクトがないとは考えにくい。
高尾山の水を恵にしている地元にとっては重大な問題だ。老舗豆腐屋さんは死活問題だという。

高尾山は、海側と山側の気候の境目にあって、とても珍しい気象状態におかれ山域らしい。そのために、とても豊富で複雑な生態系を作っているとのこと。
草花の種類はとても多く、希少な植物も多く生育しているらしい。ブナと樫の木が隣り合ってそびえていることは通常考えにくいという。

近年ミシュランにも掲載され、また都会から近いため多くの観光客が訪れる。賑わい、皆がその自然に触れることは良いことだと思うが、反面生態系へのインパクトも無視できないと聞く。
登山道からはみ出したり、植物を持ち帰ったり、多くのマナー違反も目に付くと言う。

今回利用した稲荷山コースも多くの観光客の通行により深く掘れていたり、泥濘を回避するためロープの外を歩いたり、その影響は目に付く。

さがみ縦貫道が全線開通すれば確かに便利になる。我が家近くにもインターチェンジが出来、東名、中央、関越道と非常にアクセスは良くなる。
しかし、その反面、この身近な自然にインパクトがあるのは確実だろう。

建設反対とか、賛成とかを言うつもりはないし、どうすれば良いのかもなわからない。
正直に言うと、便利になるのは嬉しいが、自然がなくなるのはイヤだという極めて自分勝手である(笑)。

が、自然に遊ばせてもらっている謙虚な気持ちを忘れずに、慈しみ、マナーを守って楽しみたい。
そして、それらを子供たちにも伝えなくてはならないと思っている。
そこで起こっていることを正しく伝えたいと思う。
我々の世代ではなく、子供たちの世代へ間違いなく影響することだから。
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by yukibou65 | 2010-03-15 22:27 | キャンプとバックパッキング


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