2010年 06月 27日
20日(日) 風でタープがバタバタと音を立てている。雨は?降ってないな。 5:30か、そろそろ起きないとヤバイな。。ああ、完全に遅いかもしれないけど。 と、さくっとシュラフを抜け出して、そのままの勢いでテントの外に出た。 ちょっと涼しい風が吹いていて、空は雲で真っ白だ。雨がないだけ万歳だ。 風にばたつくタープをしまっていると、一人、また一人と起きだしてきた。 「おはよう!」 今日もまあまあ良い天気だ! 朝食をぱぱっと作って、ぱぱっと食べて準備を始める。 もうこの時間だと、上から下山してくる人もいる。昨日は雲取山荘ではお祭りがあったそうで、生憎の天気にも関わらず、多くの登山者で賑わっていただろう。 だって、焼きそばとか食べ放題らしいし(笑。 ●07:35 奥多摩小屋出発(雲取山へ) テントと荷物を置いて、身軽装備で雲取山へ出発する。 荷物も軽いので、足もサクサクと前に出る。 尾根道から雲取山避難小屋が見え隠れする。もうちょっとだ。 避難小屋前の登りは天に登って行きそうな、とても気持ち良い道だ。 ●08:30 雲取山山頂着 奇麗な避難小屋をチェックし、頂上へ移る。 3人でいろんなポーズや組み合わせ、カメラで写真撮りまくる。そんなに撮ってどうするんだろう?っていうくらい。 東京、山梨、埼玉とまたがっているからか、頂上マークも三つ用意されている。 曇り空なので、眺望はあまりよくないが、それでも東京都最高峰のスケールをじっくりと味わう。 だんだんと人も多くなってきた。早朝組が登頂の時間か。 ●09:30 出発 雲取山荘もチェックしよう!ということで、山荘に向け出発。 急な下りを高度差約200mくらい下る。 途中、鎌仙人レリーフを拝む。 ●09:50 雲取山荘着 すばらしい、なんてきれいな小屋なんだろう!というのが第一印象。 この時間には登山客は誰もおらず、正面のベンチで少し休憩。水飲んで。 雲取山バッチを記念に購入。 テント場もチェックする。スペースはそんなに広くないなと。広さやスケールでは、奥多摩小屋だな。 ただ、大きな山荘がある安心感はある。 ●10:15 出発(巻き道へ) 帰りは巻き道を使って石尾根に戻る。 ●11:15 奥多摩小屋着 小屋に到着し、テント撤収とパッキングを始める。 石尾根を多くの登山者が行き交い、にぎやかになってくる。いやあ、ほんとに人が増えたね。 こりゃ、好天予報ならもっと賑わいそうだ。いろいろおしゃべりしながら、ようやく準備完了。 ●12:15 奥多摩小屋出発 奥多摩小屋を出発。今日は鷹ノ巣山まで行って、浅間尾根を下るコースだ。 やっぱり時間的にギリギリになってしまった。 順調に歩き、下りは七つ石小屋をチェックするために、巻き道へ入る。 水場で喉を潤し、小屋チェック。小さいながらもテント場もあった。 さて、ここから登り返して、ぜえぜえ言いながら千本ツツジ到着。 ここから鷹ノ巣山へ向かうには、正真正銘の尾根道とちょっと巻いた道がある。 1700mクラスを高度差100mで登り返すのはきつい。巻き道案も出るが、オトコなら尾根だろう!と半強制的というか流れというか、空気で決まってしまった。 見えるのは、高丸山への急登、その向こうに日陰名栗峰への急登。 「げげげ、壁みたいじゃん」 ●13:50 千本ツツジ出発 最初は順調に高度を下げる(笑)。 鞍部に着いたら、ぐぐっと登りだす。結構この時点で私はヘロヘロだったが、がんばりましたよ!笑。 一歩一歩確実に足を出すと必ず到着する! ●14:15 高丸山山頂着 やった!着いた!! お約束の3人記念写真。 さ、次は! ああ、やっぱり壁みたいじゃん。次も。 で、それより驚いたのが、下り。。。。 下りも壁じゃん! おまけに滑りやすい! 登りよりこっちのほうがキツイくらい。 ああ、もう好きにしてくださいと半分投げやりになりながら、次の急登もがんばりました。 なので、あんまり覚えていません。 ●14:45 日陰名栗峰山頂着 3人で記念写真撮ればいんでしょ? 割と広い頂上付近だが、これまた、下りも壁!。 スキー場で言うチャンピオンコース(古)みたいだ。 ●15:10 鷹ノ巣山避難小屋着 なんとか無意識のうちに2峰やっつけて、到着しました。 もうこの時間では誰もいません。正面のベンチで簡単にチキンラーメンをかき込み、少し休憩。 そういえば、小屋を出発してから休憩らしい休憩はしてなかったなあ。 同行の野人系2名は割と休憩なしで歩けるようだ。 この避難小屋もよく手入れされていてきれいだ。中はそんなに広くないが、快適そうだ。ぜひここも利用してみたい。 さて、最後の峰へ向けて。 ●15:40 出発 ここは荷物を置いて、空身で向かう。 荷物がないと全然違う。しんどいけど足は前に出る。スピードも上がる。 さて、ここからは高度200m位上げるので、ちょっとしんどい。少し気持ちも軽くなり、順調に足を運ぶ。 ●16:00 鷹ノ巣山山頂着 「着いた~!」というのが正直なところで、少し感動もあった。 じつは昨年の夏には、鷹ノ巣山から奥多摩駅まで石尾根を歩いている。 今回、雲取山から鷹ノ巣山まで石尾根を歩きとおしたことで、石尾根全部がつながったのだ!それも自分の足で! これにはちょっと達成感あり。素直にうれしい! 頂上でお約束の記念写真で、早々に退散。 なんせ、この頂上は虫がすごい!! 顔の周りに群がってきて、真黒! 写真にも虫が沢山写っているくらい。 ●16:15 出発 下りも順調で、避難小屋到着。 ●16:30 鷹ノ巣山避難小屋着 最終パッキング確認して、これからは本格的な下山だ。 ●16:40 出発(浅間尾根) 石尾根に別れを告げて、これから下山です。 避難小屋下の水場です。 浅間尾根をぐいぐい下る。 最初は傾斜も緩く、広葉樹の樹林帯で気持ちよく歩けるが、そのうち雨がパラパラと。 気づくと針葉樹に変わっており、雨が地面まで届くようだ。 斜度もきつくなってきて、だんだんと足の裏がジンジンとしびれてくる。うす暗くなってきて、また、滑らさないように、慎重に足を運ぶ。 足の裏は、ジンジンしている。 約一時間ほどで車道に出た。ここが奥の集落だろう。 しばらく舗装路を行くと、バス停へのルート案内が。どうやら登山道的なショートカットらしい。 もうすっかり気分は切れていたので、またの山道出現でちょっと気分はぐったり。足裏ジンジンもだんだん強くなってきて、でも、歩くのをやめるわけにはいかないのだ。 うす暗く荒れた登山道を、もくもくと下る。30分くらいか。 やっと車道に合流し、ここからは渓流沿いの舗装路を行く。 雨は、パラパラ。 ブーツをバタバタと鳴らしながら、冷たいコーラをイメージしながら。。。 ●18:45 渓流釣場駐車場着 到着~! バックパックを下し、ブーツを脱ぎ、ソックスを脱ぎ、冷たいコーラを買いに行った。 ゴクゴクゴクゴク、気持ちいい~! いやあ、今回もよく歩いた!3人でがっつりと握手を交わした。 雲取山の旅は無事に完了した。(いや、厳密にはそれぞれ帰宅するまでだが) トラブルも無く。やっぱりいつものように時間はかかったが。長くも短い二日間だった。 さーて!温泉!温泉! アクセルペダルを踏む右足には、もう足裏ジンジンはなかった。 今回、iPhone + GPSkitではログとってません。 友人のGPSからデータ拝借です。 19日: 歩行:約6時間 休憩:約2時間 20日: 歩行:約8時間30分 休憩:約2時間30分 いやあ、それにしても良く歩きました。我ながら。
by yukibou65
| 2010-06-27 23:04
| キャンプとバックパッキング
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