ゆきぼうろぐ

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2011年 08月 17日

家族で奥穂高岳へ(その3)

8月7日(日)

毛布をかぶるくらいで、暑くもなく寒くもなく、快適に眠れた。
朝も3時過ぎくらいから準備を始める人の気配がする。でも、気になるほどでなく、みなさん気を遣って準備されているような気がする。

さて、今日は早く起きなきゃと思いつつ、布団は気持ち良い。





4:30起床
すでに周りは半分以上の方が支度完了で、食事待ちのようだ。
我が家は自炊なので、お湯をさっと沸かしてフリーズドライの五目ご飯やワカメご飯などで済ませる。
外は明るい。やっはり午前中は晴れるんだ!
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朝からヘリが飛んできた。怪我した人を下ろすためのようだった。

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三歩さんと記念撮影。彼らのヒーローなのだ。

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うん、晴れる。

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睨む。

奥穂用パッキングを確認し、歯を磨いたり、トイレに行ったり、デポする荷物を整理したり。

6:50 涸沢ヒュッテ出発
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奥穂へのルートには、カラフルな人影がよく見える。
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そうか、今日は日曜日だから人も多いんだろう。

我々はテントサイト裏手の岩ゴロゴロのコースから、いよいよ登り始める。
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最初は大きな岩に苦労しつつも、子供たちもペースをつかめてくる。
天気が本当に良い!素晴らしい青空だ。
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歩いていると先の景色がだんだんと近づいてくるのがわかる。
振り返ると、涸沢のテントサイトは確実に遠くになっている。

途中のお花畑までやってきた。空と緑のコントラストが素晴らしい。
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ここから広い雪渓を横切る。ひんやりとした空気と、この季節に雪があることに子供たちの大はしゃぎ。
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雪渓が終わるころ、何やら周りが騒がしくなる。
「上のほうで滑落があった」と人伝えで情報が回ってくる。
ザイテンあたりに確かに人が多いように見える。
下から救助隊員の人がすごい勢いでかけ上がってくる。
救助ヘリが飛んできて、上空をグルグルと回りだす。
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ザイテン脇あたりでホバリングして、数回ホイストで吊り上げているようだ。
素早く終了し、ヘリは一路上高地のほうに向けて飛びさって行った。

我々も注意しようと獅子岩からザイテン取り付きまでのトラバースをゆっくりと進む。

上から救助隊員の人がおりてきて、すれ違うときに声をかけてくれた。
「何年生ですか?」
「ちょうど、さっき事故がありました」
「岩に手をかけたときに、岩が落ちてしまうことがあります」
「前方の人とは間を空けてください。」
「子供さんがバランスを崩したら、すぐに背中のシャツをぐっとつかんでください。それくらい接近して登ってください」
「無理なさらずに」

というようなことを、とても優しく語りかけて、教えてくれた。
事故の詳細までは言わず、注意点をきっちりと。

後から知ったのですが、うちと同じくらいの子供さんとそのおじいさんが事故にあったと聞きました。
なので、子供連れの私たちに丁寧にアドバイスしてくれたのでしょう。
感謝です。おかげで私たちもリラックスできたし、気が引き締まりました。

正直、救助隊員のお兄さん、かっこ良かったです。

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ザイテングラートに取り付くと、一気に様子が変わります。
子供たちが怖がり始めました。
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下をみると怖いらしく、でも、後ろ側できっちりサポートして、特に危なげに登って行きます。
先行者との距離も意識して、慎重に慎重に。短い休憩をはさみながら。

下をみると、涸沢のテントサイトが小さく見えてきます。先は岩に隠れて見えません。
でも、周りの景色から、確実に近づいているのがわかります。
あと、大きな山をひとつ超えたら、先が見えるかなと。
もうちょいか。
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これだと奧穂高岳はきっぱり諦めよう。でも、奥穂山荘までは行きたい。
ママさんと二人でそこを確認して、子供たちを叱咤激励しながら登ります。
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9:20 断念
子供たちから見れば、壁のような岩を見たとき、
「もう無理~」
と声が上がった。二人に確認して、無理そうだったので、ここできっぱり諦めることにした。
高度計で2635m地点。今回はここで諦めよう。
実はすでに雲が降りてきていて、奥穂は雲の中。いずれにせよ、悪くなるのは確実だろう。
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少し広いところまで降りてきて、記念撮影。このときも上部に怠りなく。

下りも怖がるかとおもいきや、割と軽い身のこなしで降りていく。下りの慎重にして、早い人には先を譲り。まだ気が抜けない。
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ザイテンを降りた所で、少しリラックス。トラバースから獅子岩へと下る。
下りもあせらず、景色を楽しみながらゆっくりと降りてきた。
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大雪渓に向かってポーズをとる。
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ひんやり。

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娘は帰宅してから、今回見つけた花の図鑑を作りました。


11:30 涸沢テントサイト
さて、今日も午後から荒れるらしいが、今日はテント泊だ。
晴れているけど、テントサイトの周りはひんやりと寒い。雲もだんだん覆ってきた。
場所を見つけてデポした荷物を回収し、テント設営開始。
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思ったより岩がゴロゴロ。迷わずレンタルのコンパネを借りることにした。
ちょっと苦労したが、なんとか平らに設置できた。
しかし、なんと快適な床なのか。もっと前から気がついていれば。。。笑
次回からも必ずコンパネは借りよう。ストレス無しの床ができる。

13:00
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と設営に戸惑っていたら、いきなり大粒の雨が降りだした。
なんとか間に合い、テントに避難。雷雨で大粒の雨が落ちてくる。

テントでゴロゴロしながら休んでいるといつしか小雨に。そしてやんだ。
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テント周りの雨対策、張り綱調整を慎重に行い、雨に備える。
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晴れ間も出てきた。ほんとは涸沢小屋のパフェを食べに行こうと計画していたのだが、この不安定な天気に諦め。
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娘も三歩さんと記念撮影。

潔く、ビールといおでんに切り替え。
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晴れ間でれば人もみんな出てくる。売店周辺はいつもの賑わいを取り戻していた。

そしたら、またまた雨が降ってきて慌てて退散。笑
そんな繰り返し。
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救助隊基地の前で、午前中に声をかけてくれた隊員さんに会った。
「あきらめて途中で帰ってきました」
「無事で良かったです、心配してたんですよ」
なんて会話を交わしながら、お礼をする。
こういう人たちが影で山を私たちをサポートしてくれているのだなとしみじみ思う。


夕食は棒ラーメン。
日が暮れる頃にはまた晴れてきた。
へんな天気。
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またまた雨が。


寝る準備をして、みんなでトイレに行く。
空には多くの星が輝いていた。子供たちも嬉しくてずっと空をみあげている。
iPhoneの星座表を使って、星座を確かめる。ほんとによく見える。

これなら、明日の午前中は晴かな。確かに天気予報もそうなっている。


21:00 就寝
奥穂は断念した。ま、いいさ、また次がある。
ちょうど戻ってきてから雨が降ってきたので、引き返しことも結果的にラッキーだった。
雨のなかをずぶ濡れで降りてくる人たちも多かったし。
雷ならなおさら怖い。

さて、明日は徳沢までの下りだ。
ちょっとゆっくり目でもいいな。
しかし、コンパネの床は快適だ(笑
おやすみなさい。



8月7日(日) 晴れのち雨(ときおり雷雨)のち晴れ
涸沢ヒュッテ~ザイテングラート途中~涸沢野営場
歩行時間:5時間(休憩約1時間含む)
歩行距離:約?km
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by yukibou65 | 2011-08-17 23:19 | キャンプとバックパッキング


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