ゆきぼうろぐ

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2011年 10月 09日

秋の北アルプス 南岳~槍ヶ岳縦走(1日目)

9月29日(木)

4:00 目覚ましがなった。
目覚ましがなる一瞬前には目が覚めていたような感覚。
どうやら、少しは寝たようだ。

寒いけど、ちゃんと準備して出発しないと。

隣の二人も起こして準備を始める。
ニックは相変わらず起きない。昔から起きない。

なんだかんだと準備をしながら、コーヒー飲んだりしながら、






5:35 出発準備完了!
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(目標は5:00出発だった)

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駐車場は、6割くらいの入か。

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駐車場から上の道へ出て、バスターミナルへ向かう。
朝の用事を済ませて、登山届を出して、いよいよ始まりだ。

そっか、これだ、あのロープウェイか。駅は思ったより小さいのだな…と思った。

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朝はよく冷えている。が、ちょっ歩くとすぐに暖かくなった。
谷には陽がまだ差していないが、山の上の方は見事に輝きだしていた。
「やった!やっぱり今日は晴れだ!」

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ゲートを抜け、右俣林道を行く。歩きやすいが、確かに林道だ。左にはゴウゴウと川の音。
しかし、この林道、結構上っているのだ。確かに槍平小屋まで1000m稼ぐわけだから、そうか。

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夏道に入ると、本格的に登りになった。汗がじわっと吹き出してくる。
林道をショートカットするように設けられているようだ。

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6:50頃、穂高平避難小屋に到着。
バックパックを下ろして小休止。シェルも脱いで温度調節。
ちらほらと、ハイカーも見受けられる。

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笠ヶ岳は、もうしっかり陽が当たっている。ああ、早く照らないかな~。

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右俣林道をグイグイと、前かがみで進む。

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白出沢出合。
ここまでは工事車両が入るようで、林道もよく整備されていた。


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コイツで沢を超えて…
先を急ぐ。

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山を見ると、本当にいい天気だな~と思う。
こういうときは、気持ちを高ぶり気合も入ってくるのがわかる。早く登りたいと。

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ここからは、樹林帯の登山道だ。
丸太や石が多いので、ちょっと歩きにくい。

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チビ谷を抜ける。

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9:00 滝谷出合に到着。
割と良いペースで歩けている。前日ほとんど寝てないが…
橋を渡ったところで、小休止。行動食を貪る。ようやくお腹も空いてきた。
陽が当たる場所でゆっくりする。ああ、太陽が気持ち良い。

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滝谷の上には、北穂があるはず。
少し残る上部の雪渓から、水がどうどうと流れ落ちてくる。どこにそんな蓄えがあるのか?と思うほど、流れている。
30分ほど休憩し、次の目的地、槍平小屋を目指す。

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藤木レリーフ

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樹林帯と石ゴロ道を行く。

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木道が出てきて、ちょっと周りの様子が変わってきた。
なんか、明るくなってきたようだ?

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ということは、これが南沢か

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うおー! なんか違う場所にやってきたみたいだ。
樹林帯を抜けて、空がでっかくなった。

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と、森の奥から槍平小屋が見えてきた。

10:30 槍平小屋到着。お迎えの熊が可愛いですね。

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こんな、陽の当たる最高なデッキがあった。 
ロケーション、天気、最高!

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裏のキャンプサイトに行くと、これまた最高じゃないですか!!
水は豊富にあって、このロケーション。広々。
このまま、ここで一泊したくなる気分だ。今度はここで泊まってみようと思う。


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さて、いよいよここからが正念場。南岳新道を南岳小屋まで登る。
標高差1000m、上は3000mの世界だ。
バックパックのベルトをしっかり締める。

11:15槍平小屋を出発。
裏手のひっそりとしたところに、南岳新道の入り口はあった。

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はやる気持ちを抑えて、ゆっくりと歩くことを心がける。
森の中をゆっくりと行く。

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最初の森を抜けると、南沢に出た。
ガレ場を登り、横切りながら対岸の尾根の取り付きに向かう。


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ここからは、これが登り?というくらいの急角度で道が付いている。
大きなステップ、急勾配、木のはしご、など。一歩一歩、グイグイと高度を上げていく。
下を見ると、槍平小屋が小さく見える。

カメラを取り出す余裕もなく、ひたすらに登る。
「ちくしょー!これが南岳新道か。 下りは嫌だな・・」


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ようやく、少し休憩ができるスペースを見つけた。
慰めは、この景色。山々に囲まれた青い空が素晴らしい。
(何かを指差すコック)

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植生がかわり、ハイマツ帯になってきた。
まだ半分位かな。まだまだあの先か。

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もう、何も言うことないくらいに気持ちの良い景色。

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さすがに疲れ気味の二人。2500m地点くらい。あと500mか。

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いっちょ行きますか!

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途中に設置してある、緊急の救急箱。このような気遣いや整備が山の安全に一役買っていると思うと、頭が下がります。

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GO!GO!

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このあたりから、気持が折れ出す。笑
ピークを超えると、先にもピークが…

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西尾根。周りは何もないです。ちょっと怖いけど、気持ちが良い。

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時折、こんな木の橋がかけてあります。もちろん、しっかりしてます。
高いところは苦手だが、たぶん、疲労と景色でマヒしてます。


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この先は、一旦ハシゴで下って、トラバースしていきます。せっかく稼いだ高度が…泣。


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トラバースを行くと、大石にこんな文字が…
ああ、あと40分。よっしゃー!と気合が入る。

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ガレ場をじっくり登る。ココらへんから、ちょっと空気が薄いんじゃないの?と思い始める。
先に、呼吸が激しくなる。数歩進んでは止まる、を繰り返す。

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疲れたら休みましょう。いやあ、ほんとにいい景色だなあ。ビールのみたいな。
ああ、雲が上がってきているなあ。

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まだまだ難所?あり。ガスのせいで見えないが、結構高度あり。顔がひきつっている。

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ガスも晴れて、もうちょっと。がんば!ガンバ!


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おお!槍の穂先が!!

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大キレットの向こうには北穂と奥穂。キレット部分を雲がスピードを上げて抜けていく。
そろそろ同じ高さに来た。

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西のほうも雲が海になりつつあった。傾いた太陽は、白く輝いている。

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やった!
16:30 南岳小屋に到着!
やった、南岳新道を登り切った。きつかった~。久しぶりにキツイ登りだった。
でも、やり遂げた達成感と、空気の薄さ?と寝不足で、フラフラです。


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小屋でキャンプの受け付け。1泊500円。
水は、1Lで200円で分けてもらえます。
入り口土間の自炊スペースも使っていいとのこと。ありがたいです。

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テントサイトから、西の空を見ると、なんとも神秘的な光景が。夢中でシャッターを切りました。
雲のじゅうたんに、白い太陽が浮かんでいる。そんな感じの一枚になった。これは結構お気に入り。

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少し経つと、もう太陽は雲ブラインドに隠れてしまい、今度はオレンジ色に。

ここが、今日のねぐら。実は3000mの稜線。風が結構強いので、石のバリケードが組んである。
それぞれのサイズに合わせて、テントを張る。今日は我々3人だけだ。


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笠ヶ岳に沈む夕陽。


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私のテント。プロモンテVL24。
今日がデビュー。さて、どんな寝心地か。
このテントサイトは、土のためペグの刺さりはバッチリ!おまけにフラットでとてもよく整備手入れされている印象。
フライからのガイラインは石に留めた。ストロボの灯りでリフレクティブなガイラインが光っている。

実はこのあと、マットを敷いて横になったら、30分くらい気絶するように寝てしまった…
起きても力はいらず…食欲なし。これは結構疲れているようだ。

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私のテント前で、3人で夕食。寒いくて風強いのに集まってくれてありがとう。
が、私は食欲なしでなんとかスープで温まり。ちょっとだけ食べて、早々に解散となる。
あれだけ呑みたかったビールも入らず…

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だんだん風が強くなってきた。
ああ、南岳小屋の灯りが、暖かく見えます。

シュラフに潜り込むが、なかなか暖かくならず…
明日のこともあまり考えられないまま、うとうとといつの間にか寝てしまったようだ。。。


23時頃
テントの揺れと雨音で目が覚める。
ジッパーを開けて外を見ると、真っ白なガス、吹きすさぶ風、横殴りの雨。雨がテントを突き破らんばかりに音を鳴らす。

ああ、やっぱり天気悪くなるんだ…前線通るって言ってたしなあ。
テント大丈夫かな…でも、仕方ないな。なんてブツブツ思いながら、いつの間にか温まったシュラフにまた潜り込んだ。
地震みたいに床が揺れる。そうか、テントが少しズレる感じか…



iPhone4 + FieldAccess でGPSログを取得。本日のデータ。
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by yukibou65 | 2011-10-09 01:26 | キャンプとバックパッキング


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