ゆきぼうろぐ

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2011年 10月 10日

秋の北アルプス 南岳~槍ヶ岳縦走(2日目)

9月30日

5:00頃目を覚ます。
テントの中は薄明るいので、朝なんだろう。でも、ジッパーを開けて外を見るまでもなく、確実にテントは揺さぶられていて、雨の叩く音が痛い。
悪天候なら停滞だなあ、なんて思っていたが、停滞だ。たぶん。

うとうとしていると、コックから無線が入った。「やっぱり今日はダメだねー」、なんて言いながら、「またあとで」ってことになる。
恐る恐るジッパーを開いて外を見ると、やっぱり真っ白でビュービューだった。

うとうとしながら、ゴロゴロしながら、暖かい寝袋から出られずに過ごす。

このままじゃしょうがないから、小屋行って飯作って食べようとなった。(もちろん、無線で段取り)
サブパックに、食材と食器を詰めて、シュラフは何があっても濡れないようにシュラフカバーに押しこむ。バックパックにもレインカバーをかぶせて、テントの中を整理整頓。
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そういえば、俺がテントから出たら、風でテントが飛ばされていってしまうことなんてないよな?とふと頭をよぎるが、実際に外に出てみると大丈夫そうだ。

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小屋の自炊スペースに3名集合。
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ここには、テーブルも椅子もあって、乾いている。おまけにちょっと温かい。早速自分勝手に無秩序無計画に各自調理を始める。
ハフハフ貪りながら、「今日はダメだー」とか言いながら、焼酎やウイスキーも流しこむ。
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すると、なんということか、二人組ハイカーがずぶ濡れでやってきた。

???こんな天気に?

聞くと、槍平小屋から南岳新道を登ってきたとのこと。いやあ、もうそれだけで話は盛り上がる。
でも、小屋番さんに「こんな日に行動しちゃダメですよ!」と釘をさされる。

しかし、あの南岳新道を、この悪天候で眺望ゼロで登ってくるとは。。。感服しました。

その後も、少しづつハイカーがやってくるのだ。
「どっから来たんですか?」
が挨拶がわり。我々は小屋の入り口の隅に陣取っているので、入ってくる人全員に声かけてる。笑
なんか主みたいだな。

パターンは3つ。
1.南岳新道を登ってくる
2.槍ヶ岳から縦走してくる
3.北穂から大キレットを超えてくる

ま、この3つに分類されて、色々と登山道の状況や情報交換に花が咲くのだ。しかし、大キレットはいくらなんでもヤバイんじゃないの?今日は?って。

だいたいみなさん南岳小屋に宿泊されるようで、テント泊は我々以外だれもいない。そうれもそうだな。この天気でわざわざテントを張るのもしんどいし。

そんな中、ニックのBLOGでも登場した「サカモト君」と意気投合。うるさいオヤジ達に実に爽やかに付き合ってくれました。笑

ハイカーのみなさんと、暖かい小屋でおしゃべりし、明日の天気予報に目を三角にする。
腹がへるとつまみながら、焼酎。山のエピソードを交換。新しく到着した人に質問攻め。そこで、また天気予報情報が入る。そんな感じで、小屋の午後は過ぎていく。

私も、なんとか食欲が出てきて飯も食った。ちょっと調子に乗って、スーパードライを500円で買って飲んだ。うまかった~。
明日歩くであろう、南岳、中岳、大喰岳のバッジを3個も買ってしまった(1500円)。槍ヶ岳のバッジは槍ヶ岳で買うのだ。

15:00過ぎくらい。
ああ、とうとうやることもなくなって、3人で湿ったテントに戻っていった。
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ありゃりゃ。なんとテントが池の中に浮いてるじゃないの。
そっか、ちょっと凹んでいるから、水たまりなのか。
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雨は相変わらず横からブツブツと当たり、風もビュービュー唸っている。ちょっと憂鬱になりながらテントに入ると、4隅からちょっと水が入ってきているようだ。吸水タオルでさっと吸って絞るを繰り返し、なんとか凌ぐ。
やることもないので、シュラフに潜って寝る。

17:30ごろ
夕方になると心なしか、風も弱まってきて、雨の叩く音も弱くなったような。

寝ていても仕方ないので、思い切って飯を食う。中華三昧スーラータンメンに、キムチをぶち込んで、フリーズドライの野菜も追加。コイツが染みるようにうまかった~。
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コーヒー呑んで焼酎呑んで、明日に備えてそろそろ気持ちを切り替えていこう。
明日は、この南岳から槍ヶ岳まで縦走し、飛騨沢経由で槍平まで下りて、そこから往路と同じ道をたどって、新穂高温泉まで戻る行程だ。長い。なので、朝から行動しないと日が暮れる。地図を見ながら、行程を頭の中でイメージする。

暗くなって19時過ぎ。
外に出てみると、なんと!!ガスもなくなって、濃い蒼い夜空に、星が一面に浮いていた。
息を飲んだ。星の粒一つ一つが大きい。

思わず、二人のテントに向かって
「星だ!星が出てる!。明日は晴れるよ!」と声をかけていた。

やった。明日は行ける。4時起床を約束に、テントに戻った。
気持ちが高ぶっているのと、さっき昼寝したので、なかなか寝付けず。じっと目をつぶり横になる。

何時頃だろうか・・・(2時頃か)
また、あのテントを揺さぶられている感覚と、雨が叩く音で目が覚めた。

マジで?

ジッパーを開けると、一面真っ白のガスの中。
はあ~、と脱力するも、ま、仕方ないので、そのまま寝る。が、眠れないので、またじっと見をつぶって横になる。

寝れないし、飲むと頭痛くなるし、雨降ってるし、いったいどうなっちゃうんだろう?と頭で考えても仕方ないと思いつつ、いろんなことをアーでもない、コーデもないと考える。
昔のことを引っ張り出して、あーしとけば良かったかな?とか、なんか日常以上にいろんな事を考えている。この3000mで風と雨に揺さぶられながら。

4時に起きたら、あれして、これして、6時頃には出発したいな…
体も痛い所ないし、食欲も戻ってきた。大丈夫だ。

やっぱり知らないうちに寝てしまったようだ。



本日、南岳小屋でキャンプ延泊。
悪天候のため、移動せず停滞。
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by yukibou65 | 2011-10-10 00:55 | キャンプとバックパッキング


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