2011年 10月 15日

秋の北アルプス 南岳~槍ヶ岳縦走(3日目)

10月1日(土)

4:30起床
結局、うとうと繰り返し、あんまり寝た感じはしないが、もそもそと意を決して起きだす。
ほんとに今日は早くから行動しないと、暮れちゃうし。

コーヒー淹れてから、きつねどん兵衛のパックに餅入りで朝飯とする。
となりのコックも起きだしているようだ。

テントのフライがバリバリと凍っている。ジッパーも固い。

この時点で、ご来光のことはすっかり忘れていた。
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ということで、急いでうどんを流し込み、テントの外に出た。
うん、すっきり晴れている! 今日は間違いない。






雲がまだ厚いので、太陽は雲の中から覗いてくる感じだ。
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遠くに富士山から南アルプス、八ヶ岳までもが見える。ちょうど2500mくらい上が雲海から出ているようだ
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いよいよだ。
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こんな感じで明るくなってくるのもなかなか良いなあと思った。
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北穂小屋がくっきりと見える。
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南岳小屋にも陽があたってきた。いよいよ今日も始まりだ。
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槍の頭も見えてる。待ってろよ!
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テントサイトの西のほうも真っ白な雲の海。
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テントに戻って、片付けして、テント畳んでなんだかんだやっていたら、7:00になってる。
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お世話になった南岳小屋を後にする。
実は、この時点で他の二人はまだ支度中。
どうせ追いつかれるから、私だけ先行して出発することにした。天気もよいし、静かな稜線を一人で歩くのも、それもまた良いかなと。
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7:30 南岳小屋を出発!
まずは、南岳山頂へ。
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15分くらい、まずはゆっくりと登ったら、南岳山頂到着!!

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振り返って、北穂から奥穂への山塊を眺める。いやあ、気持ちいいなあ。

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東のほうには、常念岳か。

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西の方は、相変わらず真っ白な雲の海。

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そして、正面には遠くに槍ヶ岳。大喰、中岳とこれから歩く道が続いている。

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さて、気合を入れなおして。CLIMB ON!!

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天狗原への分岐を越えて

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次の目標は中岳。空の青さが本当に気持ち良い。焦らずゆっくりと歩く。
前見ても、振り返っても自分しかいない世界。ちょっと心細くも思うが、なんかすごく気持ちが良い。
余計なこととか考えないし、ただ前を見て歩いている。そして、ときどき後ろを振り返り、ニヤリとしたり。

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中岳到着。このころには、槍方面からのハイカーとすれ違うようになってきた。

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コックも追いついてきた。

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中岳山頂で私(笑。
風は冷たくて寒い。晴れているけど、冷たいって感じだ。

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槍ヶ岳、もうちょい!!だんだん近づいてきた。次は、大喰岳だ。

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ここで最初の試練。2段のハシゴを降りるのでだが、これが結構高度感あって怖い。笑
じつは、高い所が苦手なのだが、こういうハシゴと吊り橋とか、苦手だ。
が、降りないと前に進めないので、慎重に慎重に降りる。

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大喰岳、もう少しだ。

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常念岳。

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大喰岳到着!!ここで3人揃った。

ここまで、アップダウンを繰り返してきたが、登りになると、息が上がる。というか、呼吸が早くなる。
やっぱり3000mは空気が薄いのだろう。

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もう目の前だ。

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ぐぐっと下って、飛騨乗越。さて、ラストの登りだ!

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ぜえぜえ言いながら、足を前に出す。

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槍ヶ岳山荘のテントサイトを階段状に登っていく。ここでキャンプも気持ちよさそうだな。
振り返ると大喰岳が。自分の歩いてきた道を見るのは気持ちが良いものだ。

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山荘まで来たぞ。槍の穂先はすぐ眼の前にそびえている。

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11:00 槍ヶ岳山荘到着!!
ここで小休止。 土曜日だが、まだ午前中のためか人も少ない。
が、風は結構強くて、じっとしていると寒くなってくる。荷物をデポしてカメラだけを持つ。

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よっしゃ! じゃ、先っぽまで行きますか!!
ここからは、よじ登るようにして登るので、荷物も最小限にした。

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手足を使って、よじ登る。

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鎖場やハシゴも出てくる。

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山荘がこんな感じで。結構登ってきたな。
結構疲れる。笑 一生懸命登るのだが、ぜえぜえなる。

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最後は結構長い、2段のハシゴ。目の前にすると結構ビビる。

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よっしゃ!頑張れ!!

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もうちょい。なるべく下を見ないようにする。手は力いっぱい握っているようで、痛くなってきた。
上を向いて、グイグイ登る。

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11:30 山頂到着!! よく頑張った!

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祠で記念撮影。 最高の天気だ。

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全部自分の下に見える。どこを見ていいかわからないパノラマが広がる。

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気持ち良い~。その言葉しか出てこない。

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槍ヶ岳、3180m やりました!!


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山頂でも小休止。狭い場所だが、人も少ないので、隅っこでじゃまにならないように。笑
あんまり隅に行くと、落ちるからね。
ドコモが電波が入るので、ここで自宅へ電話(笑)。無事に登頂したことを伝える。
ニックは、自慢のAndroid端末で遊ぶ。

高いところが苦手な私も、このころにはマヒしてきて、もうただ最高の天気と最高のパノラマに、気持ち良いしか考えられない。いやあ、やっぱり来て良かった。昨日停滞して良かったとシミジミ思った。

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あんまりのんびりもできないので、降りる。
思ったより下りのほうが怖くなくて、自分でもあっけないくらいに下りれた。サクサクと。


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ひょっとしたら、高いところ好きなのかもしれないとか思いつつ。笑


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山荘まで下りてきて、軽くランチ。この頃には雲が上がってきて穂先が雲に包まれてきた。


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人も少しづつ増えてきた。山頂付近にも人が見えます。


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13:00 西鎌尾根から下山開始。

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午後になると、下の方から雲がどんどん上がってくる。

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ちょっと歩きにくい、ザれた道。慎重に下る。

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いやあ、しかし、良い眺めだな。景色があるから歩ける。最高です。

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人も少なくて、静かで広い。飛騨乗越から登山道がジグザグに見える。

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千丈乗越到着。ここら、飛騨沢へ。

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すっかり秋ですな。

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槍ヶ岳があんな遠くに。

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千丈分岐 ここにも救急箱が設置してあった。

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さて、ここからペース上げて行きましょうか。次は槍平小屋が目標。
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16:00 槍平小屋を出発。
もう暮れ始めている。谷はくれるのが早い。


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すっかり曇り空に覆われた中を、黙々と歩く。もうこの時点であんまり楽しくない。笑


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16:45 滝谷を超える。


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ちょっとだけ休んで、先を急ぐ。

白出沢出合でようやく林道に到着。もうこの時点で暗くなってきた。
ここからヘッドランプを灯して、夜間の林道歩き。周りも見えないが、歩きやすいので、いろいろと喋りながら林道をトボトボとあるく。

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19:00 新穂高登山センターに到着!!
無事に到着! お疲れ様でした~。
今回も誰も怪我なく下山できた。

駐車場に戻るころには、3人とももうぐったり状態だった。歩き方がギコチないし、緊張感も抜けたせいだろう。
クルマの周りでしばし放心状態。
汗を流すべく、ここから「ひらゆの森」という温泉まで移動した。
ひらゆの森で、とろける。
ゆるいお湯に使っていると、自然と眠くなる。このまま寝ていたいくらいだった。

500円で、とてもナイスな温泉だった。ニックさん案内ありがとう。ここはまた来たくなるところだった。

21:00 解散
ひらゆの森の駐車場で解散。お互いの健闘を讃え合い、帰りもお互い気をつけてと。
私は安房トンネルを超えて、松本へ。ニックとコックは高山方面へ帰る。

こまめに休憩をとりながらゆっくりと帰る。この時間だと、すでに高速道路の渋滞も終わっているようだ。

2:00ごろ 無事に帰宅。
ヘロヘロで、部屋へ荷物を担ぎ上げる。実は不思議と空腹感がなく、昼間の行動食以外口にしていない。

部屋にもどり、一段落して、エビスビールを開けた。

「あー、お疲れ様でした~」

ひとりで乾杯し、コンビニで買ったサンドイッチをほおばった。




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本日の行動記録。
標高差2100mに、距離は20kmですが。いやあ、よく歩きました。
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by yukibou65 | 2011-10-15 11:05 | キャンプとバックパッキング


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