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ゆきぼうろぐ

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2009年 10月 24日

秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2

10月17日(土)

5:00に目覚ましが鳴るものの、皆起きようとしない。まずい、これでは毎回同じパターンだ。
と思いながらも、30分遅れた場合のシナリオを考える。。。

が、そこは若いN君がすぱっと行動開始してくれた。

眠い目をこすりながら、最終パッキングを始めた。
幸い天気は晴れだ。でも、今日は曇りのち雨の予報。

秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0395733.jpg
7:00 各自装備を満載したパックを背負って、歩き出した。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0414483.jpg
体を温めるように、単調な林道を行く。幅も広く、ときおり工事車両も通る。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0452271.jpg
途中、猿の群れが林道脇にたむろしている。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0433078.jpg
工事現場を通ると、工事のおじさんに「今日は雨降るよ!」とアドバイスをいただく。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_049435.jpg


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0525784.jpg
2時間ほどで二俣の休憩地点に到着、パックをおろして一休みする。ここで陽がさしはじめてきた。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0491884.jpg二俣にはとてもきれいに清掃されている公衆便所がある。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0495214.jpgちょうどベンチがあり、良い具合だ。陽も射してきて暖かい。
30分ほど休憩し、出発した。




秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0554744.jpg


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_056361.jpg途中、何度も崩落した箇所があり、巻くようにトレイルが付けられている。轟々と川の音を聞きながら進む。
いつまでも歩いていたくなるような、素晴らしいトレイルだ。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0564385.jpg


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0572683.jpg


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_0574469.jpg
ここから本格的なトレイルの様相だ。川沿いの樹林帯を縫うように進む。
途中、何度も崩落した箇所があり、巻くようにトレイルが付けられている。轟々と川の音を聞きながら進む。
いつまでも歩いていたくなるような、素晴らしいトレイルだ。
が、荒れた場所や滑りやすい場所もあり、慎重に慎重に進む。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_11671.jpg


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_113139.jpg
1時間半ほどで、岩魚留小屋に到着する。
現在は営業していないので今にも朽ち果てそうな感じだ。
だが、縁側やベンチがうれしく、座り込んで休憩する。
ここでパラパラと雨が降ってきた。
川に下りてみると、なんと冷たい水だろうか、数秒と手を入れていられないくらいに冷たい。顔を洗って、行動食を補給した。




秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_142443.jpg
ここからトレイルは少し険しくなるが、これまで同様川沿いを進む。
高度も少し上がってくるのが感じられる。谷も狭まってくる。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_145356.jpg
次第に雨が強くなり、本格的に降り出してくる。アウタージャケットを着込み、少し暑いが仕方ない。
何度も川を渡りながら、谷の奥深くへと進む。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_153255.jpg
徳本峠は水場がないので、水を補給して上がらないといけない。
力水という水場があるらしいのだが、なかなか確認できない。
そうこうしているうちに、徳本峠への急登が始まった。
沢へ流れ込む水も雨のせいか増えているような気がする。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_162153.jpg
GPSで確認しながらも力水は確認できず、仕方なく支流で水を補給した。
私は約3kgを追加だ。K君は5kg。N君はなんと下から6kg近い水を背負っている。
さすが若くて鍛えているだけあって頼もしい。
実はこのころには、僕は結構疲れが出ていて、ここでの3kg追加が応える。
強くなる雨がダメージを倍増させる。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_164412.jpg
水を補給して歩き出したら、すぐに力水を発見した。笑 
細いパイプからチョロチョロと水が出ている。
ま、沢の水でも大丈夫だろうということで、再補給せずにそのまま進んだ。

ここからは正直堪えた。しんどかった。が、ゆっくり一歩ずつ足を出す。
確実に峠は近づいているのは空をみればわかる。
でも、なんども高度計を確認し、ゆっくりすすむ。

テレビで見た田部井さんの言葉を頭の中で繰り返す。
「ゆっくりで良いんです。歩いていれば、必ず着きますから」



秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_1114527.jpg
やっとのことで徳本峠に到着。時間は17時だった。もう回りは薄暗い。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_1124879.jpg
徳本峠小屋は工事のため営業していない。あいた場所にテントを張り、3人でなだれ込むようにテントに入った。


秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_1134631.jpg
まずはビールで乾杯!!お疲れさま。
ちょっと一息入れて、狭いテントの中で夕食の準備を始める。
今日は自慢の豚骨ラーメンだ。このためにチャーシューと煮卵を仕込んできた。
あっという間に平らげて、お酒を飲みながらつまみをやる。



Black Diamond Orbit を天井から吊るす。すごい、この小さなボディだが、テントの中を暖かく照らしてくれる。
買ってよかった。

今日は7時に出発して17時に到着、前日に睡眠不足とはいえ、時間を食い過ぎた。
みな、20kg超の装備だし、まだペースもあがらない。
明日は蝶ヶ岳までのコースだ。5時起きを約束し(この時間設定がすでに遅いが 笑)、狭いテントでシュラフに潜り込んだ。

雨は相変わらずで、風もでてきた。幸い、テントは風をさけているようで、揺さぶられるようなことはない。
明日は晴れるはずだ!と言い聞かせて、眠りについた。このとき21時くらいだろうか。

夜中に目が覚めたが、まだ雨は降っている。その次目をさましたときは雨はやんでいた。

少しほっとする....



iPhone 3G + GPS kit で取得した本日のトラッキングログ
徳本峠への最後の登りでバッテリーダウンしてログが途切れています。
歩行距離約17kmくらいになると思います。ああ、初日よく歩いた〜。
秋の北アルプス(徳本峠、大滝山、蝶ヶ岳、上高地)  その2_e0066813_1161954.jpg


by yukibou65 | 2009-10-24 01:21 | キャンプとバックパッキング


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